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戦場を駆ける(第一章)

俺の通っていた高校は一年の春に50キロ以上の道のりをひたすら歩くという行事がありました。
もちろん俺もその地獄のウォーキングに強制参加させられた一人です。
体力には自信があったんですがゴールした瞬間はもう死ねると思ったぐらい命懸けのウォーキング大会でした。
県の南の果ての県境の山中から北の端まで(海まで)歩くのですからそりゃあもう大変ですよ。
主旨としてはクラスのメンバーのグループで各自助け合いながら友情を深め合いゴールした時の達成感を味わうのが目的だったんでしょうが


無理です!
歩く距離が普通じゃありません。自分のことで精一杯になるということがなぜ教師たちは分からないんでしょうか?

大会当日、グループで集まってバスの座席に座り県境の秘境の地へと出発します。
ちなみに俺のグループは、俺、エイスケ、シミッちゃん、ヤッサン、スガッチ、ミムラ、そしてビーちゃんの7人のグループです。
クラスの中でも最もテンションの高いグループで気合と根性が合言葉のような熱血グループです。まぁ戦争の部隊で例えるなら、


真っ先に全滅するような部隊です!
頭で考えるより先に攻撃する部隊。一人やられたら全員がムキになって突っ込んで行く様な部隊です。
そんな奴らの集まりなのでハッキリ言ってこの大会の過酷さをなめてました!

スタート!の掛け声と同時に400人が一斉に歩き出します。
「走ってはいけない」というルールがあるにも関わらずイキナリ走り出すグループもいます。
普通なら俺たちも負けず嫌いなので「こんちくしょう!」と思いながら走って追いかけるのですがここは妙に冷静にキチンとウォーキングをしていました。
出だしは好調です。談笑しながら自分達のペースを維持しながら歩きます。
狭くて急な山道も全員で励ましあいながら突き進んで行きます。
と、ここで12時になりました。12時から13時の間は昼食タイムなので先に進むのは禁止されています。
俺たちのグループも昼食のため少し順路から奥に入った河原で弁当を食べることにしました。
思ったよりも先に進めていたので昼食後、水遊びに没頭してしまいました。これが失敗!誰も時間を気にしていなかったので…

昼食時間を30分もオーバーしてしまいました(汗)
急いでコースに戻るも明らかに後続集団の女子共のグループしかいません!

マズイ…

マズイぞこれは!

男子グループの中でもダントツのビリになってしまってます(汗)

もうこうなればタブーとされていることでも何でもやってやりますよ!そう…

突っ走るしかねぇだろ!

全速力で遅れを取り戻そうとして駆け抜けていく熱血野郎たち。
エイスケの「走ってるかい?」に対して残りのメンバーが「走ってるよ!」と妙な掛け声をしながら駆けて行く様は…

アメリカ陸軍のランニング風景!

果たして彼らはこの遅れを取り戻すことが出来るのだろうか?
そして、これから悲劇が起こるとはこの時は誰も予想してはいなかった。
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ユウキ

  • Author:ユウキ
  • 車(スポーツカー&ヒストリックカー)、サッカー、ガンダム、水曜どうでしょう等をこよなく愛する。
    自分の興味のあることには人一倍取り組みその時の集中力はニュータイプ並。
    最近はカメラを持って写真を撮る事がライフワークになりつつある。

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